七味唐辛子の中身の『麻の実』が大麻取締法に触れない理由

― 実は「薬物規制」だけじゃなく、「農業」を守るためでもある ―

七味唐辛子に入っている「麻の実」。
同じ“麻”という言葉を聞くと、「大麻?」とドキッとする人も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、この麻の実は完全に合法です。
そしてそこには、薬物規制だけではなく「農業を守る」ための理由も隠されています。


Contents

大麻取締法が定める「禁止部位」と「合法部位」

日本の大麻取締法では、

「大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)並びに大麻草の種子及びその製品を除く」
と明記されています。

つまり、禁止されているのは「花・葉・樹脂」といった精神作用を持つ部分のみ。
一方、「麻の実=種子」は規制対象外
です。
この種にはTHC(テトラヒドロカンナビノール)がほとんど含まれず、食用としても安全
だからこそ、七味唐辛子にも堂々と使われているのです。


「麻の実」は古来からの日本食文化

麻の実は、縄文時代から日本人に利用されてきた伝統的な食材


たんぱく質・ミネラル・オメガ3脂肪酸などが豊富で、「植物性の完全栄養食」とも呼ばれています。


江戸時代には健康食品や精進料理としても使われ、「麻の実は身近な命の糧」だったのです。


もう一つの理由:「農業」を守るための法律

大麻取締法の目的は、薬物乱用防止だけではありません。
もう一つの大きな背景が、「農業保護」。


かつて日本では、「麻農家」が各地に存在し、神社のしめ縄や麻布に使うための栽培が行われていたのです。
しかし、戦後にGHQの影響で大麻取締法が施行されると、その多くが規制対象に。

それでも「衣食住・神事・文化に欠かせない」という理由から、
「成熟した茎と種子だけは使用を許可」する形で法律が作られました。
つまり、麻文化を完全に失わないように、農家と伝統産業を守るための例外だったのです。


七味の中の「麻の実」が語る、日本の知恵

七味唐辛子の中で、小さく光る「麻の実」。
それは単なる香りや食感のアクセントではなく、「麻と共に生きてきた日本人の知恵と文化の証」なのかもしれません。


規制の中にも文化を残した日本の柔軟さ──それこそが、現代に受け継がれる「和のチル」です。


🌿TSCからのお知らせ

「麻の実」と同じく合法のカンナビノイドを活用したTSCのプロダクト。

CBN 3000mg × CBD / CBG 1200mg(Total Cannabinoid 4200mg 配合)

【Stoner’s CBN OIL – Total Cannabinoid 4200mg 】


心を静かに整えるCBNリキッドや、穏やかに集中できるCBDオイルなど、
自然と共に過ごす時間を提案しています。

詳しくはTSC公式ショップをご覧ください。

Please Share !!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

著者