ブリって聴くと鳥肌──境界線は「期待の外し方」にある

 

私たちは音楽を聴くとき、無意識に次の展開を「予測」しています。

その予測がやわらかく外れるとき、私たちは落ち着きの中でゾクッとします。

一方、予測が強く、派手に裏切られると、高揚が爆発して鳥肌が立ちます。

この「外し方の設計」こそが、チル曲とラリ曲の境界線です。

 

Contents

鳥肌の正体を一言でいうと

鳥肌=自律神経が一瞬スイッチングしたサインです。

予想外の音に触れた瞬間、身体が「おっ?」と反応して緊張⇄緩和が切り替わります。

• やわらかい外し方 → 緊張がほどける → チル寄りの鳥肌

• 強い外し方 → 緊張が立ち上がる → ラリ寄りの鳥肌

ポイント:同じ「鳥肌」でも、根っこが「安心側」か「興奮側」かで意味が違います。

「安心で震える」=チル / 「興奮で震える」=ラリ が基本軸です。

 

 

「外し方」の設計図(音の要素で見分ける)

「どこがどう外れているか」を、5つの要素で見るとわかりやすいです。

1. テンポ(BPM)

• チル:一定 or 微揺れ。ドラムは丸いアタック。

• ラリ:ビルドアップ→ドロップで急に開く、もしくは唐突な倍速感。

2. ダイナミクス(音量の山谷)

• チル:小さな波が続く。ふっと息を抜く静けさが来る。

• ラリ:大きな山を作って一気に解放。体が前に出る感じ。

3. ハーモニー(和音の動き)

• チル:長音や持続音に微細な変化。安心感がゆっくり広がる。

• ラリ:転調/不協→協和に戻すコントラストで感情が跳ねる。

4. 音色(トーン/質感)

• チル:アナログ質感、ローファイ/空気感/余白。

• ラリ:高域の抜け+低域の圧。シンセの明滅や金物の派手な抜け。

5. 空間(残響・ステレオ)

• チル:奥行きが一定。横に広く包む。

• ラリ:一瞬で前に来る→遠くへ飛ぶなど、距離の急変でトリップ感。

結論:チル=微細な裏切りの連続(安心の中で「おっ」が起きる)。

ラリ=大きな裏切りの瞬発(期待を溜めて「ドン」と放つ)。

境界線は、外し方の_強さと速度_です。

 

再現性のある「聴き方レシピ」

同じ曲でも、聴き方で境界が見えるように、手順をまとめました。

1. 呼吸を整える(10秒)

鼻から4秒吸う→2秒止める→口から4秒吐く。

鳥肌の質(安心系/興奮系)を感じ分ける準備になります。

2. 0:00–0:30=音の地図を作る

• 何拍子/BPMざっくり/どんな楽器かを言語化。

• 「たぶん次はこう来る」を心の中で予測します。

3. 30秒以降=「外し」を待つ

• 予測と違った瞬間、胸/背中/頭皮のどこに鳥肌が出るかをチェック。

• 胸やお腹がふっと緩む→チル寄り。

• 肩や首がゾクッと立ち上がる→ラリ寄り。

4. A/Bで確かめる

• 同じジャンルで、「静かに外す」曲と「派手に外す」曲を1曲ずつ。

• 外しの強度が自分の体感にどう作用するかが、すぐにわかります。

覚えておきたい一文:鳥肌は感動の量ではなく、「外し方」の質を示す指標です。

 

まとめ(今日から使える見分け方)

• チル曲=微細な外しで安心が深まる鳥肌。

• ラリ曲=大きな外しで興奮が跳ねる鳥肌。

• 境界線は、テンポ/ダイナミクス/ハーモニー/音色/空間の外しの強さと速度。

• 再現性は、呼吸→予測→外しの観察→A/B比較で上がります。

太字で言い切り:
チルとラリの違いは「曲のジャンル」ではなく、「期待の外し方」の設計です。

 

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