〜2つの成分がつくる「より自然なチル」〜
CBGとCBD、それぞれの役割とは?
まずは基本から整理してみましょう。
「CBD(カンナビジオール)」は、今や日本でも広く知られる合法成分のひとつ。
「気持ちを落ち着けるサポート」として、多くの製品に配合されています。
一方、CBG(カンナビゲロール)は「マザーカンナビノイド」とも呼ばれ、CBDやCBNなど他の成分の「元」となる存在。
研究段階ではありますが、集中・クリアな感覚との関係が注目されています。
つまり、CBDが「静けさ」をもたらすなら、CBGは「明晰さ」をプラスするようなイメージです。
この2つを合わせることで、心が落ち着きながらも頭は冴えている、バランスの取れた状態を目指せると考えられています。
「シナジー効果」とは何か
「シナジー効果」とは、単体よりも組み合わせたときに相乗的な働きを示す現象のことです。
カンナビノイドの世界では、これをアントラージュ効果(Entourage Effect)と呼ぶこともあります。
CBDとCBGを一緒に摂ることで、それぞれが持つ特性をお互いに補い合いながら自然な整いをサポートするとされています。
たとえば、
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CBDの「穏やかさ」+CBGの「クリアさ」
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CBDの「チル感」+CBGの「集中感」
このような「心は静かに、意識はしっかり」という状態を感じる人が多いのも特徴です。
ただし、これらは個人差があり、効果を保証するものではありません。
どんな使い方が人気?
海外では「CBD+CBGブレンドオイル」や「CBG配合リキッド」など、デュアルフォーミュラ製品が定番化しています。
日本でも、仕事前にCBG、夜にCBNというように、時間帯で成分を切り替える人が増えていますが、
最近は「日中の集中にも夜のチルにも使えるバランス型」として、CBG×CBDの組み合わせが注目されています。
また、初心者の方は少量ずつ様子を見るのがポイントです。
いきなり高濃度ではなく、自分のリズムに合う量を探すことが大切。
これはサプリやハーブティーなどと同じ考え方ですね。
これからのカンナビノイドのかたち
CBDが「心を落ち着ける」文化を広めたとすれば、
CBGはそこに思考の明晰さ・日常の整いを加える存在です。
この2つが組み合わさることで、
リラックスと集中、チルとクリア、そのちょうど中間にある新しい感覚が生まれます。
海外では「Smart Chill(スマートチル)」という言葉で呼ばれ始めており、
「ゆるむ」だけでなく「整う」ことを目的とした次世代のリラックスカルチャーへと進化しています。