大麻が脳にどんな影響を与えるのか──。
とくに「認知症との関係」は、世界中で議論が分かれるテーマです。
「記憶力が落ちる」「脳が萎縮する」という意見もあれば、「CBDなどの成分が神経保護に働く」という研究もあります。
今回は、その両面を「感情ではなく科学」の視点から見ていきます。
THCが記憶に与える影響
大麻の主要成分のひとつであるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は、脳の「海馬」と呼ばれる記憶を司る部分に作用します。
短期的には記憶力の低下や注意力の乱れが起きることがあり、長期的・大量使用では情報の整理能力が鈍るとの報告もあります。
ただし、これは高濃度THC製品を長期間使用した場合に限られ、適度な摂取や医療目的での使用とは別問題です。
CBDがもたらす「神経保護」の可能性
一方で、THCとは異なるCBD(カンナビジオール)には、神経細胞を守る働きがあると報告されています。
2017年のオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究では、CBDがアルツハイマー病モデルマウスの脳内炎症を抑制し、認知機能を保護する効果が確認されました。
つまり「大麻=認知症を進行させる」とは言い切れず、成分によって真逆の働きを持つ可能性があるのです。
「使い方」が鍵になる──脳とカンナビノイドのバランス
結論から言えば、「どんな成分を」「どのくらい使うか」がすべてです。
THCを多く含むストロングタイプを日常的に使えば、脳機能の低下リスクは否定できません。
しかし、CBDやCBN、CBGなどの合法カンナビノイドをリラックス目的で正しく摂取すれば、ストレス軽減や睡眠改善によって脳の健康を支える方向に働く可能性もあります。
「老化」と「カンナビノイド」──研究が進む未来へ
近年では「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」が老化や認知機能に関わることが明らかになってきました。
ECSの働きをサポートするカンナビノイドは、脳の炎症や酸化ストレスを軽減し、「脳の老化」を緩やかにするかもしれません。
今後は「大麻=悪」でも「万能薬」でもなく、「どう使うか」を科学で理解する時代がやってきています。
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