日本では大麻は禁止されている──それでも“多くの人が使っている”という現実
【最新統計と芸能界スキャンダルから見えてくる実態とは】
はじめに:本記事の目的と注意点
⚠️ 本記事は大麻の使用を促すものではありません。日本国内において、大麻の所持・使用・譲渡・栽培などは大麻取締法により厳しく禁止されています。本記事では、公的機関の統計や報道に基づき、日本と世界における大麻の使用実態を客観的に紹介します。
「禁止されているのに使われている」その実態とは?
日本では法律により大麻は違法薬物とされていますが、それでも使用経験者は一定数存在しています。
厚生労働省の最新の調査によれば:
■「これまでに一度でも大麻を使ったことがある」人の割合
全国で 2.0%(推定約190万人)
■ 20代に限ると、使用経験率は 4.6% にも達しています。
出典:
厚生労働省「薬物使用に関する全国住民調査(令和4年)」
芸能界からも漏れ出す大麻
2024年5月には、俳優・清水尋也(しみず ひろや)さんに対し、大麻を吸っていたとする疑惑が一部週刊誌により報じられました。
記事内では「実際に吸っていた現場を見た」という俳優仲間の証言が掲載され、
本人側は**「事実無根」であり、法的措置を検討中**としています。
出典:
Yahoo!ニュース(FRIDAYデジタル)「『大麻吸引現場を見た』清水尋也に“俳優仲間”が告発」
また、過去には以下のような逮捕に至った事例も報じられています:
伊勢谷友介(俳優)
2020年9月、自宅で乾燥大麻13gを所持していた容疑で現行犯逮捕。
10年以上前から使用していたと供述。
出典:
NHKニュース「俳優の伊勢谷友介容疑者 大麻所持の疑いで逮捕」
永山絢斗(俳優)
2023年6月、自宅で乾燥大麻を所持していた容疑で逮捕。兄は俳優の永山瑛太。
出典:
TBS NEWS DIG「俳優の永山絢斗容疑者を大麻所持の疑いで逮捕」
世界ではどうなのか?合法化が進む現状
世界保健機関(WHO)や国連薬物犯罪事務所(UNODC)のデータによれば:
■世界全体で、**年間約2億1,900万人(15〜64歳の約4%)**が大麻を使用していると推定されています。
特に使用率が高い国:
・アメリカ:成人の約18%
・カナダ:合法化後、成人の20%前後
・欧州各国(スペイン、オランダ、フランスなど):5〜10%
出典:
UNODC「World Drug Report 2023」
日本と世界の違いは?
・日本:使用・所持ともに刑罰対象。法律上「医療用」も認められていない。
・世界:医療用・嗜好用を分け、段階的に合法化・非犯罪化が進行。
・特にアメリカでは州によって合法/違法が分かれる。
まとめ:見えない使用実態と、変わる世界の意識
・日本では「大麻=違法」の意識が強いが、実際には190万人以上の使用経験者
・若年層や都市部を中心に**“水面下の広がり”**が進行中
・芸能界のスキャンダルを通して、一般社会への影響も無視できない
・世界では合法化が常識に。日本との意識・制度のギャップが拡大